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ダウンロード
- [最新版]pf4ts005u003.msi v0.05u003 (2015-04-03公開)
2014/06/02に作成していましたが、そのうちにと思っていたら年が変わっていました。
ダウンロードファイルpf4tsXXX.msiを実行しインストールしてください。デスクトップ上にアイコン「pf4ts」ができます。
- v0.05系列の最新のソースコード、実行形式ファイルは以下の場所で公開しています。
v0.05系列のアーカイブ
開発環境はVS2005 VB.NETです。VS2013 VB.NETでもコンパイルして動かせるようですが、安定性は不明です。
対象機種
WindowsXP/Server2003/Vista/7/8
(未確認ですが2000/Server2012でも動作すると思います)
主な機能
起動後、待受を開始すると、特定IPアドレスのクライアントからのSMTPメール送信を25番ポート(変更可能)で待ち受けします。
クライアントから25番ポートにメールが送られてくると、事前に設定したSMTPメールサーバにサブミッションポート(587番ポート)でSMTP認証し、接続・メール送信してくれます。
単純なポート変換だけでなく、SMTP認証に対応しているので、SMTPに特化したローカルプロキシーソフトのような役割をします。
SMTPセッションを蓄積してSMTPサーバに転送するだけですので、添付ファイル付きのメールや複数個のメールの送信にも対応しています。
必須項目のコマンドは一応実装していますので、簡易なSMTPサーバーとして利用できるかもしれません。
こんな方に使ってほしい
プロバイダがOP25Bに対応したけれど、使用しているソフト・ハードがOP25Bに未対応で困っている方、例えば次のような方
- 2代目TeraStation(TS-TGL/R5シリーズ,TS-1.0TGL/R5,TS-1.6TGL/R5など)でメール通知できなくなった方
(SMTPポート番号を変更できない、またSMTP認証に対応していない古い機種のみ。
最近の機種はSMTP認証やPOP Before SMTPにも対応しているようです)
- SMTPポート番号の変更ができない、またはSMTP認証に対応していないメールソフトを使っている方
(ソフトメーカのサポートがあるのでしたら、素直に新バージョンを使うのがよいと思います)
ソフトの画面
[待受開始]
[待受停止]
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[ツール(T)→設定(S)]
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[ツール(T)→設定(S)→SMTPサーバー→(2)の編集]
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設定画面の注意点
[TeraStation]
- ポート番号は必須(標準は25)
- 許可IPアドレスは任意
指定したIPアドレスからの通信を許可する場合に記述。省略した場合は、すべてのIPアドレスからの通信を受け入れます。
[SMTPサーバー]
- ポート番号は必須(標準は587)
- サーバー名は必須
- 「SMTP認証を行う」にチェックを入れた場合は、ユーザー名、パスワードは必須です。
ユーザ名、パスワードを入れ忘れた場合、TeraStationあるいはメールソフトの送信は成功しますが、本ソフトが指定SMTPサーバに接続できないため、転送できません。
必ず、「テスト接続」をクリックして接続できることを確認してからご利用ください。
[ログ]
- 送受信コマンド
クライアントから受信したコマンドおよび本ソフトがクライアントに送信した応答を表示。
- メール本文
クライアントから受信したメール本文を表示。
- デバッグ情報
クライアントから受信したFROMおよびTOアドレスをメッセージ受信完了後に表示。
クライアントと本ソフトのやり取りのみログウィンドウに表示されます。
転送先サーバとのやりとりは含まれません。
[その他]
- 起動時に直ちにメール待ち受けを開始
- 最小化状態で起動
必要なもの
- Microsoftの.NET Framework 2.0
インストールされていない場合、お手数ですがMicrosoft .NET Frameworkのサイトからダウンロードしてインストールしてください。
- SMTP認証に対応したプロバイダのメールアカウント(SMTPサーバー名、ユーザ名、パスワード)
注意すること
- 本ソフトを作成したきっかけは、プロバイダーのOP25B規制により2代目TeraStation(TS-1.6TGL/R5)のメール通知機能が使えなくなったためです。
2代目TeraStationはSMTPポート変更、SMTP認証に対応していないためSMTPプロキシー機能を備えた本ソフトを作成しました。
そのため、v0.04以前の本ソフトの名称には「TeraStation」と付いていますが、本ソフトはバッファロー社とは無関係です。
v0.05以降はソフト名を変更しましたので、「TeraStation」という名前は付いていません。
- セキュリティソフトをインストールしている場合、プログラム「pf4ts.exe」の通信を許可してください。
WindowsXPでのデフォルトインストール先は以下の通りです。
(v0.04以前) 「C:\Program Files\ONE CREATION\Port Forward for TeraStation」
(v0.05以降) 「C:\Program Files\ONE CREATION\Port Forward for Transmission SMTP」
(例)ウィルスバスター2009の場合
「許可」をクリックして通信を許可してください。
- 実行プログラムのあるディレクトリに「pf4ts.ini」というファイルに設定情報を保存します。
環境を移行する時にコピーしたりしてご利用ください。
設定ファイルを保存する関係で管理者権限で起動してください。
- 最小化ボタン、閉じるボタン、表示(V)→最小化(S)を選択するとタスクトレイに常駐します(v0.04以降)。
- ファイル(F)→終了(X)を選択または、タスクトレイのアイコン上で右クリックし「終了」を選択すると終了します。
通信中であっても終了しますので、ご注意ください。
- TeraStation以外にBecky2,postfixでテストしています。
動作確認方法
netstatコマンドを使って正しくソフトが起動しているか確認できます。
スタート→ファイル名を指定して実行(R)→「cmd」と入力し「OK」をクリック
(*)最近のWindowsで実行する場合はエラーになりますので、その時は管理者権限でcmdを起動してください。
C:\Documents and Settings\user>netstat -n -a -b
Active Connections
Proto Local Address Foreign Address State PID
TCP 0.0.0.0:25 0.0.0.0:0 LISTENING 5768
[pf4ts.exe]
Local Addressが指定したポート番号(この例では25)、プログラム名に「pf4ts.exe」と入っておれば本プログラムが動作しています。
制限事項
- 通信できるクライアントは1台だけです。
複数台のクライアントが同時接続した場合、2台目以降は最初のクライアントの通信が切断するまで待たされます。
- 設定画面で許可IPアドレスを入力すると、決まったIPアドレスからのメール送信のみを受け付けます。
複数台のIPアドレスを通す場合は、カンマ「,」で区切って記述してください。その場合、余分なスペースなどは入れないようにしてください。
(対応しているのは、IP V4のみです)
- 「SMTP認証を行う」にチェックを入れた場合、PLAINモードを適用します。
CRAM-MD5,LOGINもプログラムには組み込んでいますが、設定できる画面を作っていないので使えません。
- デスクトップのアイコンのプロパティにおいて「リンク先を探す(F)」は選択できません。
Orca(MSIファイルの編集ツール)を使って通常のショートカットに変更できますが、手間がかかるのでVS2005の標準設定のmsiファイルのままにしています。
もう少し機能が増えて広く使ってもらえそうになったら変更するかもしれません。
(*)v0.05からOrcaで変更していますので、通常のショートカットになりました。
- v0.01は同一セッションで受信できるメッセージは1通のみです。
v0.02以降は、2通以上のメッセージに対応しています。
- (有料版のみ)メルマガ配信機能で配信できるのは最大10メールアドレスです。
(有料版として開発していたv0.06でメルマガ配信機能に対応しましたが、フリーソフト版へのマージをしていないため、フリーソフト版は対応していません)
(有料版の開発は中止しました。今後はフリーソフト版のみです。機能追加は有償・無償でいつでも承りますが、原則としてフリーソフト版に組み込むこと・ソース公開することが条件となります。)
- ログ設定で「メール本文」にチェックを入れているとログ表示画面がすぐ一杯になってしまいます。v0.04までは既定値で「メール本文」にチェックを入れていましたが、
運用上はチェックを外すことをお勧めします。v0.05からはデフォルトでチェックを外すことにしました。
お約束
- 無償、無保証、ノーサポートですが、使えると思った方はLAN環境で使ってください。
インターネットに直接つなげているパソコンで動作させてはいけません。そこまでセキュアではないと思います。
- 本ページに掲載した内容以外にマニュアルはありませんが、設定画面の項目を見たらわかると思います。
このソフトに限っては、わからない方はあきらめてください。
- 最低限必要な機能しか入れていません。
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VB.NETで書いたソースコードを公開していますので、実装に興味のある方は参考用に、機能を追加したい方は改造してお使いください。
ネットで集めた様々な情報を参考に作成したものですので、内容を理解した上で活用してください。
先人たちの情報にはいつも助けられ、感謝しています。
自分のソフトウェアに使えるコードを組み込んで使って構いませんし、そういう使い方であれば著作権表示は不要です。
ただし、本ソフトウェアの大部分をコピーして使う場合は本ソフトウェアを使っていること、ソフトウェアの配布元URLを記載してください。
- 本ソフトをそのまま(無改造)、もしくは改造して無償・有償で配布してもいいですが、必要なサポートは配布者が行うものとします。
無改造のものは、ファイルの正当性を保証するため、ファイルは本サイトからダウンロードしてください。URLを記載できる場合は、本ページのURLを記載してください。
なお、本サイトが無くなった後は、みなさんで適切に対応してください。その時は、口出しすることはありません。
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作者のかわりに不具合を直してあげたよ、って優しい方がいらっしゃいましたらお知らせください。
修正箇所のコードをフィードバックしていただければ、お名前を記して将来のバージョンに反映させていただきます。
機能を追加された場合も将来のバージョンへの反映をしたいところですが、既存の機能との兼ね合いで、追加できない場合があります。
弊社で追加しない場合であっても、利用者の方々には有益である場合がありますので、機能を追加された方がプログラムを公開されていましたら、弊社Webサイトから、リンクを張りますのでお知らせください。
なお、いただいた情報を元に弊社で追加・修正したソースコードは弊社で自由に公開・改造させていただきますので、ご了承くださいませ。
- 機能追加のご要望がありましたら無償・有償で対応できる場合がありますので、あればお知らせください。
ただし、有償で機能を追加した場合もソースコードは公開・改造しますのでご了承くださいませ。
(追加機能を公開して欲しくない場合はお知らせください)
こんなことを実現できるかも
要望が数件あれば実現するかもしれません。
リストは思い付きの順番で、一番上が最近の思いつきです。
- 設定ファイルを外部サーバに自動バックアップ(利用者のサーバまたは弊社appサーバ)
- 宛先アドレスによって自動的に複数の登録アドレスに配信
- 配信状況をプログレスバー表示
- 配信中にキャラクターをアニメーション表示
最小化表示(v0.04)
- サービスモードで起動
- 複数台のSMTPサーバを使って効率的にメールを配信
- アプリケーション上でメールを登録し配信(TEXT,HTML)
- Fromアドレスの差し替え(宛先アドレスによって制御)
- Toアドレスの差し替え(宛先アドレスによって制御)
- ヘッダの差し替え(宛先アドレスによって制御)
- SMTPサーバの統計情報収集
- メール配信履歴の可視化
- 複数セッションの待ち受け対応
- 本文の最後にメッセージを自動挿入(広告、おみくじ、クーポンなど)
- 配信内容を自動的にWebアップロード(本文、添付ファイル)
アイコン(v0.04)
履歴
- 2015-04-03 v0.05u003
- MAIL FROMのメールアドレス毎に送信先SMTPサーバを変更できる機能を追加
- 'MAIL FROM','RCPT TO'のメールアドレスに<>を付加してRFC2822準拠にした
- 2009-03-13 v0.05
- ソフトの名称を変更
Port Forward for TeraStation → Port Forward for Transmission SMTP
- 2009-03-12 v0.04
- 最小化した時にトレイアイコンに格納できるようにしました。
- 最小化起動をサポートしました。
- ログ表示を別ウィンドウにしました。
- 動作状態をメインウィンドウに表示するようにしました。
- 2009-03-02 v0.03
動作安定性を向上させることを目的に更新しました。操作画面の変更はありません。
- 起動時に待ち受けポートが既に他のアプリケーションによって利用されていた場合、ログウィンドウはエラーになっているが「待ち受けを開始」したことになっていた。エラーを識別して待ち受け状態を正しく判断できるようにした。
- SMTP認証に対応していないサーバにテスト接続した時に、エラー原因のメッセージを表示していなかったので表示するようにした。
- 大きな添付ファイルが付いたメールを送信すると大量のメモリーを使ったままになるため、受信メッセージを明示的に破棄するようにした。
- 2009-03-02 v0.02
- ログウィンドウに出力する情報をコマンド・データと個別設定できるようにした。
- 1セッションで複数のメール送信に対応し、添付ファイルの分割送信を行うクライアントに対応した。
- 2009-02-25 v0.01 最初のリリース
Copyright © 2008-2015 ONE CREATION, Inc