番外編 ソフト開発・運用に関係した様々なことをご紹介します。みなさんのレポートもお待ちしています。
(誤り・勘違いなどありましたら早々に対応いたしますので、お知らせくださいませ)
USBデバイスサーバー
パソコン~WebカメラのUSBケーブルを延長
Logicool Qcam Pro for Notebooks(QCAM-200V)

USBデバイスサーバー

[2008/05/05]
USBケーブルはケーブル1本が最長5m、HUBなど利用して5本をつなげますが、それでも最長25mです。
USBデバイスをLAN経由でPCに接続できるようにするUSBデバイスサーバーという製品があります。
LANを無線にすれば、PCから無線でUSBデバイスを利用できるようになり、距離が延長できそうです。
ちなみに、USBデバイスサーバーを利用すると、複数のPCからLAN上のUSBデバイスを共有できます。ただし、1台のUSBデバイスを使えるのはPC1台です。
これまで、プリンタ、スキャナ、HDDを利用できましたが、 USBカメラ(Webカメラ)、USBスピーカといった非同期転送のUSBデバイスを利用できませんでした。
昨年、非同期転送のデバイスも利用できるBELKINのNetwork USB Hub(F5L009[F5L009ja])が発売されWebカメラを利用できるのでは?と期待していました。
日本語の情報をネットで見てから購入しようと思っていましたが、見つけられず、最近になってようやく購入することにしました。
5/1に注文したところ、速攻で5/3には届いていました。会社を休んでいたので、ようやく本日受け取りました。
手前に見えるのが左から電源アダプタ、LANケーブル、本体、パッケージです。
WebCameraSnapでWebカメラ(Qcam Pro for Notebooks)を使って撮影しました。
事務所は午前中は太陽の光がよく入り、明るくていまいちかも。

[2008/05/06 USBデバイスサーバーの商品写真を追加]
Webカメラキャプチャとインストールの結果です。
デバイスサーバー経由USB直接接続

壁や扉の色の変化がブロック状に見えます。
全体的にぼけた感じです。

ブロック状に見えることもありません。
解像度も高く感じられます
[キャプチャ条件]
WindowsXP Professional(32ビット版)
Webカメラ:Logicool Qcam Pro for Notebooks(型番:QCAM-200V)
大きさ:960x720ドット
保存形式:JPG80%

[インストール]
インストール自体は簡単です。まず、デバイスサーバーをLANに接続します。PCに付属のCD-ROMを入れるとメニューが自動起動します。メニューからセットアップを選択してインストールします。
インストール完了後、管理アプリケーションを起動すると、デバイスサーバーは自動認識されていました。あっという間に終わってしまいました。
サブネットワークやVPN接続された異なるネットワークからだと、USBデバイスサーバーのIPを固定し、管理アプリケーションにてデバイスサーバーのIPアドレスを指定すれば、 簡単に認識できます。
(VPN接続でWebカメラを認識させキャプチャすることはできましたが、さすがにVPN経由だと、画質はガクッと落ちますね。現在のバージョンではWebカメラのフレーム率 設定を行っていないので、フレーム率を下げると画質が向上するかもしれません。実験する意味はありますね。)
使い方は簡単で、私は同様の商品でsilexのSX-2000U2を使っていますが、ほぼ同じでした。
海外のサイトの情報を見るとインストールしても使えないといったトラブルの 報告がありましたが、最新版のインストーラは違うのかもしれません。CD-ROM収録のドライバは最新版のようです。
本体以外には、LANケーブル、電源アダプタ、インストール用CD-ROMがついていました。ユーザマニュアルはCD-ROMにPDF形式で入っているようですが、 同様の製品を使った方でしたら、オンラインのマニュアルで十分使えると思います。

[Webカメラが占有する帯域幅](2008/11/09)
画像が荒れる原因としてUSBの帯域幅が十分でない可能性が考えられます。
Webカメラのプロパティを確認してみました。残念ですが、USBデバイスサーバー経由の960x720ピクセルのデータはありません。
ドライバのバージョンを上げたところ、選択できるサイズの最大が800x600ピクセルになったためです。
かわりにUSBケーブルで直接接続した時のデータを掲載しておきます。
640x480ピクセルは、少し粗さは残りますが、使えるかもしれません。
320x240ピクセルは、画質も申し分なく、コマ落ちもありません。
解像度が低いため、高度な機能を使うにはいまいちですが、単なる画面モニターであれば使えそうです。

USB2ケーブルで直接WebカメラとPCを接続した時



USBデバイスサーバーで接続した時(640x480ピクセル)



USBデバイスサーバーで接続した時(230x240ピクセル)



パソコン~WebカメラのUSBケーブルを延長

[2008/09/13]
ケーブル長による動作の違い
No結果全長(m)利用するケーブル
5m5m3m1.5m5m延長用(*)
15
2×10
3×8
46.5
510

結果
(*)5m延長用は専用ケーブル(
Arvel AUR09GR)を使っています。

アプライドで税込1,970円(当時税率は5%)でした。
この延長用ケーブル(5m)を3本とUSB機器側のケーブル長(最大5m)を
あわせてパソコンとUSB機器までの距離を最長20mにできるようです。
特別なドライバをインストールすることなしに利用できます(他のメーカーの商品はドライバが必要なものがありました)。
最初にPCに接続した時に、ドライバが自動的にインストールされました。
後で、マイコンピュータ->右クリック->プロパティ->ハードウェア->デバイスマネージャで確認すると「汎用USBハブ」になっていました。

(*)Webカメラ(Qcam Pro for Notebooks)には60cm程度のUSBケーブルが付属しています。
実質的には上記のケーブル長より少し長いです。

Logicool Qcam Pro for Notebooks(QCAM-200V)

「Qcam Pro for Notebooks」と「Qcam Pro 9000」のキャプチャー画質にはとても満足しています。
Qcam Pro for Notebooksの方は、半年くらいほぼ毎日実験、実験を続きてきて、性能も大体わかった
ようなつもりなのですが、1点だけ不明点があります。

仕様上は960x720ピクセルで30fpsに対応していますが、DirectShowで利用する場合は、15fpsまでしか選択できません。
本ソフトでは10fps出れば実用上問題ないので、この制約は問題になりませんが、何かわけがあるのでしょう。

先日、デモ用のノートPCにWindowsXPをクリーンインストールしました。
Qcamドライバをインストールした後にある表記に気が付きました。
RightLigthテクノロジーを使うと動作が遅くなるいう注意書きが出ていたのです。

もしかしてRightLightを無効にすると速度が上がる?、と思い試してみました。
結果は変化なしでした。残念・・・

情報が不足しているので、本件は本当かどうかは皆さんの実験結果に委ねたいと思います。
ちなみに、1600x1200のキャプチャになると5フレーム/秒となり動作が遅くなります。

(fpsは「フレーム パー セカンド」つまり1秒当りのフレーム数を意味します)

[2008-12-02]


履歴


Copyright © 2008-2019 ONE CREATION, Inc