2017/11/22 v1.00公開 ONE CREATION フットスイッチおよび専用アプリ(wcs_button)インストール手順書(v1.00) 想定しているソフトウェアバージョンは以下です。 ■wcs_button(Windowsアプリ) 2017/11/18 v0.1.4公開 ■button_push(Arduinoスケッチ) 2017/11/18 v0.1.4公開 フットスイッチ/Arduinoを弊社から購入された方は以下の点にご注意ください。 (*)運搬中に商品が破損して動作しない可能性があります。 お客様が商品を受領した日から起算して1週間以内に動作確認してください。 動作確認の結果、動作しない場合は速やかに弊社までご連絡ください。 (*)商品に不良があった場合の保証期間は、お客様が商品を受領した日から起算して30日です。 ★フットスイッチ/Arduinoを弊社から購入された方は、 次の(A)->(B)->(C)->(D)の順番でインストール作業を行ってください。 ★フットスイッチ/Arduinoを自分で作成された方は、 (A)(B)は完了していると思いますので、次の(C)->(D)の順番でインストール作業を行ってください。 (*)本マニュアルで想定しているフットスイッチはA接点で、ArduinoのGNDと12番ピンに接続することを想定しています。 (*)Arduinoの入力ピンは8,9,10,11,12,13であれば、wcs_buttonで接点情報を取り込めます。 ---------------------------------------------------------------- 【インストールの流れ】 (A)フットスイッチとマイコンボード(四角の箱)を接続 (B)マイコンボードとWindowsパソコンの接続 (C)専用アプリをWindowsパソコンにインストールして設定、そして、一度アプリを終了 (D)専用アプリを起動 以下、詳細を記します。 ---------------------------------------------------------------- (A)フットスイッチとマイコンボード(四角の箱)を接続 ---------------------------------------------------------------- フットスイッチのミニステレオプラグをマイコンボードの入力ジャックに接続してください。 プラグはジャックの奥まで確実に差し込んでください。 ---------------------------------------------------------------- (B)マイコンボード(四角の箱)とWindowsパソコンの接続 ---------------------------------------------------------------- マイコンボードのUSB端子に付属のUSBケーブルを差し込み、USBケーブルの反対側のコネクタをWindowsパソコンのUSB端子に接続してください。 マイコンボードにはDC端子がありますが、USBからの電源でマイコンボードは動作しますので、DC端子は使いません。 (参考:DC端子はプッシュスイッチのLEDを点灯させる時に利用しています) マイコンボードをUSBケーブルでWindowsパソコンに接続すると、Windows7/8/10では自動的に通信用ドライバがインストールされ、 COMポートが追加されます。初めて接続した時は、1分程度かかる場合があります。 接続してしばらく待っても、ドライバが見つからない、と表示された場合は、いったんUSBケーブルを抜き差ししてください。 何度か抜き差ししても認識されない場合は、マイコンボードに問題がある可能性があります。 弊社からフットスイッチ・マイコンボードを購入されたお客様は速やかに弊社までお知らせください。 (*)弊社から出荷したフットスイッチは、出荷時にすべて動作確認を行っておりますので、運搬中に破損した可能性があります。 ---------------------------------------------------------------- (C)専用アプリをWindowsパソコンにインストールして設定、そして、一度アプリを終了 ---------------------------------------------------------------- (1)以下のURLから最新プログラムをダウンロードしてください。 http://www.onecreation.jp/products/wcs_button/ ページの上部に「最新版はVersion0.1.4 (2017/11/18公開)です」のように最新版を掲載しています。 その表示をクリックすると、[wcs_buttonの履歴(Windowsアプリ)]のダウンロードリンクの場所までページが自動的にスクロールします。 スクロールした箇所に「実行プログラム(zip)」のリンクがありますので、クリックしてzipファイルを適当なフォルダに保存してください。 ダウンロードしたzipファイルを展開して、zipファイルに入っている実行プログラム「wcs_button.exe」を適当な場所に保存してください。 (2)実行プログラム「wcs_button.exe」をダブルクリックして、Windowsアプリを起動します。 以後、専用アプリの名前は「wcs_button」という名前で記します。 (*)設定ファイルの名前および保存についての参考情報 wcs_buttonの設定ファイルの名前は「wcs_button.ini」です。このファイルを C:\Users\[ユーザ名]\AppData\Roaming\ONE CREATION\wcs_button\1.0.0.0 (Windowsによって若干フォルダ名は異なる場合があります) の下に保存しています。この保存場所はアプリが直接読み書きできますので、WebCameraSanpのようにプログラムの実行権限を変更する必要はありません。 次の手順でプログラムを設定します。 まず、WebCameraSnapの設定において、共用コマンドを保存するフォルダは仮に「C:\tmp\wcs_cmd」とします。 wcs_buttonが起動したら、メニューから「ツール(T)」->「設定(S)」をクリックして設定画面を起動します。 以下に必要最小限の設定方法を記します。 ■設定>「共通」タブ  [起動]  ・「起動時にCOMポートのモニタを開始」にチェックを入れます。マイコンボードを頻繁につなぎかえて使うのでなければ、チェックを入れる、のがおすすめです。  ・「最小化でタスクトレイに格納」にチェックを入れるかどうかは任意です。   チェックを入れると、最小化またはアプリの閉じるボタンをクリックした時にアプリをトレイアイコンに格納することができます。   弊社のテスト環境ではトレイアイコンに格納して使っています。  [全般]  ・COMポート番号を選択します。  「Arduino UNO(COM*)」(*は数値)が設定されていたら、そのままで構いません。  Windowsによっては「USB シリアル デバイス (COM*)」のような表示の場合があります。  一覧が空欄だった場合は、「最新の情報に更新」をクリックしてCOMポートリストを読み込みなおして、COMポートを選択してください。  1台しかマイコンボードを接続していない場合はポート番号は1個だけ表示されます。  (参考:マイコンボードを何台も接続すると台数分だけ異なるポート番号がリストに表示されます) ■設定>「受信時の動作」タブ  ・「ファイルを作成する」にチェックを入れます。  ・「保存フォルダ名」に「C:\tmp\wcs_cmd」を入力。(共用コマンドの保存先を入れてください)  ・「検出する状態」は「on」を入力。「標準値」をクリックすると自動的に入ります。  ・「ファイル名」は「wcs_cmds.txt」を入力。「標準値」をクリックすると自動的に入ります。  ・「コマンド文字列」は「snap」を入力。「標準値」をクリックすると自動的に入ります。 (*)「受信テスト」の「テスト生成」ボタンをクリックすると保存フォルダの下に設定した共用コマンドファイル「wcs_cmds.txt」を保存できるかどうかを確認できます。 ■設定>「Web制御」タグ  設定する項目はありません。 「OK」をクリックすると設定は完了です。 「更新」をクリックした時は、設定を保存しますが、設定画面は閉じません。 設定が完了しましたら、いったんwcs_buttonを終了させます。 アプリの右上にある閉じるボタンをクリックしても終了しません(最小化するだけです)ので、 メニューから「ファイル(F)」->「終了(X)」で終了させます。 (参考:wcs_buttonの設定ファイルは、設定画面において、「共通」タブの下の方にある「設定ファイルの場所を開く」をクリックするとwcs_button.iniを保存しているフォルダを開くことができます。 設定情報を保存後、設定ファイルをバックアップしたい時などにご参照ください。) ---------------------------------------------------------------- (D)専用アプリを起動 ---------------------------------------------------------------- ■wcs_buttonを起動させます。 設定で「起動時にCOMポートのモニタを開始」にチェックを入れていたら、【ボタン・フットスイッチの状態】が「モニタ中 COM*」(*は数値)になっています。 チェックを入れていない場合は、【ボタン・フットスイッチの状態】は「モニタ停止」になっていますので、「開始」をクリックすると「モニタ中 COM*」になります。 モニタ中にならない場合は、 ・マイコンボードのポート番号が変更になっている ・ポート番号が設定されていない ・マイコンボードがWindowsパソコンに接続されていない(ケーブルが抜けているなど) などの原因が考えられますので、マイコンボードとWindowsパソコンの接続、設定画面においてポート番号の確認を行ってください。 ■モニタ中になっていましたら、フットスイッチをカチっと1回押します。 画面上の【ボタン・フットスイッチの状態】の右側にある2~13までの12個の[●]表示において「12」の[●]が光り、すぐ元の表示に戻ります。 この時、共用コマンドが、本設定例の場合ですと、C:\tmp\wcs_cmdの下に保存されています。 WebCameraSnapを動作させていましたら、共用コマンドを認識して自動的に撮影が行われます。 以上でスイッチを使ったWebCameraSnapの共用コマンドの撮影方法の説明は終わりです。 wcs_buttonの画面を表示させた状態は操作の邪魔になるかもしれません。 その時は、wcs_buttonのアプリ右上にある最小化ボタンまたは閉じるボタンをクリックしてください。 WebCameraSnapと違って、閉じるボタンをクリックしてもwcs_buttonは終了しません。 設定>起動>「最小化でタスクトレイに格納」にチェックを入れておれば、トレイアイコンに格納され邪魔になりません。 (参考:wcs_buttonは通信状態を黙々と連携するアプリのため、誤ってすぐに終了できると、運用上支障があるため、メニュー「ファイル(F)」->「終了(X)」で終了する仕様にしています) (*)注意事項 アプリは、閉じるボタンをクリックしても終了しません(最小化するだけです)。 終了させたい場合は、メニューから「ファイル(F)」->「終了(X)」で終了させてください。 ---------------------------------------------------------------- 以上です。