はじめに

 私たち人は日々視覚情報にさらされていますが、現実世界が見えているわけではありません。

 本稿では、見えないはずのものが見えるといった「錯覚」に注目します。
 (視覚以外の感覚にまつわる話題も機会があれば書きたいと思います)

 子供の頃に習った教科書に載っていたエッシャーの絵や、見えないはずの文字が浮かび上がって見えたり 多くの人が知っているものから、普段は意識すらできないものがあります。

 本稿および掲載したプログラムにより、錯覚を画像を見て効果を1つ1つ確認できるようにしています。
実際の画像を見た上で、錯覚の効果を適切に使い表現の幅を広げる材料になることを期待しています。
弊社は、これらの効果を生かした企画・商品・サービスという形で皆様のお役に立てることを目指したいと考えています。

 錯覚の確認にあたり、脳が拒否反応を起こす不愉快なものも出てきます。不愉快なものを知ることで、表現に注意を払う心がけの一助になればと思い、 あえて隔離することなく掲載しています。
 制作者の意図に反して問題がある場合もあろうかと思います、そういった場合に、いち早く問題を発見し改善できる社会の構築の一助にもなることも期待しています。
 可能であれば、なぜ脳が拒否反応を起こしたり、心地よいと感じたり、勘違いしたりするのか、その原因について最新の研究成果もご紹介したいと考えています。(個人的に気になるからですが・・・)

 公開されている情報で、私のわかる範囲において研究動向を探りながら掲載していきたいと思います。
私は専門家ではなく、自分に起こる錯覚の不思議に魅力を感じている個人に過ぎませんが、専門家の方々の研究成果をお伝えしながら、 表現方法を探っていきたいと思っています。

 皆様からお寄せいただいた情報は、リンクという形も含め出来る限りご紹介させていただきたいと思いますので、 ご意見などございましたらお気軽にお知らせください。

 本稿の内容は、私が元気に生きておれば、今後少しずつ増やしていきます。
何年か先には、ボリュームが増え、読みがいのあるページにしたいと決意を表明し、始めたいと思います。

(2008/06/27)


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