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Webカメラの映像でフォトモザイクアート

今年の6月頃に会社で「写真で絵画」というソフトを開発した。
たくさんの写真を集めてモザイク画を作成するソフトだ。
このモザイク画は写真を使うのでフォトモザイクとも呼ばれている。


このフォトモザイク、1枚1枚の写真を識別できる程度の大きさを確保すると、 結構な大きさの作品が出来上がる。 前述のソフト「写真で絵画」は、そういう大きな作品を色補正なしに写真だ けで効率的に作成することができる。 しかし、写真がたくさん必要になったり、最適な色を割り当てたりするのに 結構な時間がかかる。そのため、今までリアルタイムにフォトモザイクを 作成することは考えていなかった。 最近、WebCameraSnap(Webカメラ静止画キャプチャーソフト)を一般公開した。 多くの人の目にとまる(はず)ので、リアルタイムモザイクに対応しておくと、 何か面白い発見があるかもしれないと気付いた。 「写真で絵画」のエッセンスは受け継ぐとしてみ、やっている仕事を簡単化 すれば実現できそうな気がする。 今までは厳密さを追求していたため、処理に時間がかかっていた。手抜きす れば時間はいけそうだ。そういうわけで、早速試作機能を組み込んでみた。 結果は、Webカメラの映像がVGAの場合、5~10fps程度でフォトモザイクにする ことに成功。実は写真のサムネイルだけだと、解像度が足りないので、見栄えが よろしくない。そこで、多少の細工を施して、そこそこ見えるものになった。 画面の広さの関係で、写真のサムネイルは16×16ピクセルでいくことにした。 何とかいけるかな、という感じだ。 さて、この機能を一体何に使うか、そこが課題だ。 最初は、これはスゴイ!と感じたが、すぐに飽きてしまった。 表現手法の1つに違いはないが、これだけだとすぐに飽きるので、他のものと 組み合わせて使うのがベターな感じがする。 とりあえず、WebCameraSnapの利用者の方にプレゼントしようか、と考えている。 12月にリリースするVersion1.02に組み込んでみるのもいいかな。どうせ、試作 版をすでに入れているしね。でも、写真を選んだりサムネイルキャッシュを実装 したりすると結構面倒だね。ひょっとすると全く別のソフトで出すかもしれない。 保存機能や設定項目を増やすと手間がかかるので、ある程度設定はこちら任せに なると思う。 ちなみに試作では、最大2500枚の写真を想定して、1700枚ほどの写真を使った。 いずれにしても、皆さんの発想に一石を投じる、何かを生み出せるようなことが できればと思う。 リアルタイムモザイクアート作成をやっている記事をずいぶん前から探しているが、 動画でやっているのは本当に少ない。動画と聞くと一瞬ひるんでしまいそうだが、 手抜きをすれば実現できる。そのできばえに満足できるかどうかは別だが。