(本ドキュメントはVersion 0.02公開時点のものです)
フリーソフト版の開発は終了し、現在は製品版に移行しています。
製品版はこちらを参照してください。
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Webカメラキャプチャー for Windows
ネットワーク通信機能を持たないフリーソフト版です
WebCameraSnap v0.02ダウンロード (2008/07/22公開)
Version0.02
・タイマ開始・終了時刻設定ができるようになりました
※サーバモードを実装中のため、画面に関係する項目やボタンがあります。
機能には関係ありませんので気にしないでください。
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- Webカメラで写真を撮ってWindowsパソコンに保存できます
写真には時刻、カメラ名、場所を合成できます。
例えば、こんな画像です。
画像の品質は、カメラの性能だけでなく、光の状態、設置場所などでかなり変化します。
利用目的に応じて、どんなカメラを使うか、どのように設置するか、十分検討なさってからお使いください。
会社でテストしたカメラは、Logicool社の「Qcam Pro9000」や「Qcam Pro for Notebooks」です。
値段は1台1万円程度と高めですが、安いWebカメラと比べて、明るく鮮明な写真が撮れるのでお奨めです。
Webカメラをデジカメと比較すると、残念ながらまだまだ足元に及びません。
- 動作環境
- WindowsXP Pro/Home,Vista Home/Business
- メモリは1GB以上を推奨
- CPUはPentium4 2GHz以上を推奨
カメラを2台以上使う場合は、Core2Duo2GHzクラス、メモリ2GB以上はあった方がよいでしょう。
- ハードディスクは十分な容量をご用意ください
(参考)
960x720ドットの静止画像をJPG(75%品質)で保存すると1枚あたり100kB程度の容量です。
真っ暗だったりすると30kBといった小さい容量になります。
100GBのハードディスクで記録できる情報量
(1枚100kバイトとして)
画像サイズ | キャプチャ周期 | 記録可能時間 |
960x720 | 毎秒15フレーム | 19時間 |
960x720 | 毎秒1フレーム | 12日3時間 |
960x720 | 1フレーム/分 | 728日4時間 |
- Webカメラ、パソコン、ハードディスクの性能が十分あれば、より多くのフレーム数、解像度で静止画像を記録できます。
用途に応じてご自由にお試しください。
(参考)Qcam Pro 9000/Qcam Pro for Notebooksはカタログスペックでは、
960x720のフルモーション(30フレーム/秒)がいけるのですが、
DirectShowを利用する場合は15フレーム/秒までしか選択できませんでした。
また、1600x1200のキャプチャになると5フレーム/秒となります。
- Microsoftの.NET Framework 2.0
インストールされていない場合、お手数ですがMicrosoft .NET Frameworkのサイトからダウンロードしてインストールしてください。
- DirectX 9.0
インストールされていない場合、お手数ですがMicrosoft DirectXのサイトからダウンロードしてインストールしてください。
- Webカメラ(DirectShow対応のもの)
テストでは、主にLogicool社製のものを使っていますが、お使いのカメラがあれば、それで結構です。
動作確認が取れているWebカメラ
- Qcam Pro for Notebooks(Logicool)x2台で確認
- Qcam Pro 9000(Logicool)
- Qcam Pro 4000(Logicool)
- UCAM-H1C30MWH(ELECOM)(画素数が少ないせいか、昔のVHSテープ3倍モードのような画質でした)
- 何ができるの?
- 室内の植物の成長記録など
- 部屋の入退出管理用に画像を記録
- タイマーで記録する時間帯を限定
- お店の入り口に設置して来客者の様子をモニタ
- そのうちできるようにすること
- 監視モニタの画面に変化があればキャプチャ
- お店の入り口をモニタしてピンポ~ンなど効果音を鳴らす
- 主要な機能
- 複数台のカメラを登録でき、そのうちの1台から静止画像をキャプチャできます
アプリケーションを複数起動できますので、複数台のカメラから静止画像を取得することができます
- 出力サイズ(縦×横の大きさ)を選択してキャプチャできます
- 各カメラ毎に設定情報を保存し、プロファイル番号として識別できます
- 複数の画像形式で保存可能(BMP/JPG/PNG),JPGは品質指定(0-100%,既定値は75%)もできます
- キャプチャ画面に「時刻」「カメラ名」「場所」の文字列を合成できます
- 合成する文字の位置を画面の5箇所(左上、左下、中央、右上、右下)から選択できます
- 合成する文字のフォント、スタイル(標準,斜体,太字)、サイズ、色、文字飾り(取り消し線,下線)を選択できます
- 合成する文字の縁取りができます。色および線の幅を指定できます。
背景が黒色の場合に白色の縁取りをすることで黒色の文字列を合成しても見やすくできます。
縁取りを行った文字はアンチエリアシング処理を行います。
- 写真の回転(なし,90,180,270°)および反転(左右,上下)ができます。
- 指定間隔(1ミリ秒~1時間まで)で写真を撮影するインターバルモードを備えています。
画像サイズを小さくすると30コマ/秒に近づけることができますが、640x480ドットのキャプチャーで18コマ/秒程度が限界でした(PentiumD3.0GHzのパソコンでSATA HDDにファイルを保存するようにし、文字の合成、回転、反転、JPG75%圧縮)。パソコンのCPU処理能力、ディスク書き込み速度も大きく影響があると思われます。
[2008/05/14追記]Xeon2.13GHzだと同じサイズで24コマ/秒までいけるようです。
- インターバルモードでは画像のアクセスが容易にできるように、日付、時刻に応じて自動的にサブディレクトリを生成しキャプチャした画像を保存できます
- 起動パラメータとしてプロファイル番号を指定することであらかじめ指定したカメラが自動的に起動するようにできます
プロファイル番号を指定して起動した場合、設定画面で起動時のデフォルトプロファイル番号を変更しても影響を与えることはありません
- 起動すると自動的にカメラ電源ON/モニタ表示/キャプチャ/インターバルONにすることができます
- 電源およびインターバルボタンは動作中は緑色または明るい色に点灯し動作状況が一目でわかります
OFF状態は灰色、異常がある場合は赤色の表示です。
- タイマ機能、開始・終了時刻を指定してキャプチャ(明るい時だけ動作、例えば朝顔の開花の様子を記録)
- インストール
- ダウンロードしたファイル(Setup????.msi)[????はバージョンに相当する数値]を実行して画面の指示に従ってインストールすると、
デスクトップにWebCameraSnapというショートカットができます。
- アプリケーションの標準インストール先は、「C:\Program Files\ONE CREATION\WebCameraSnap」です。
- アンインストールする時は、コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」から「WebCameraSnap」を選択して削除してください。
- 別のPCに設定を移したり、再インストールする場合は、次の二種類の設定ファイルを保存してコピーしてください。
アプリケーション起動情報:[インストール先]\WebCameraSnap.ini
カメラプロファイル情報:[インストール先]\WebCameraSnap_????.ini (????はプロファイル番号で0以上の番号、0は必ず生成されます)
(*)カメラプロファイル情報は作成した個数分だけ存在します。0番は削除してはいけません。
手作業で削除した場合や初めてアプリケーションを起動した場合には、アプリケーション起動時に自動的に生成されます。
- マニュアル
v0.02テキスト版マニュアル
(ブラウザで表示すると文字化けすることがあります。その時は文字コードをShift-JISにしてください)
- ご利用について
- 本ソフトはフリーソフトです。お使いになる方の責任において無償でご自由にご利用いただけます。
- 本ソフトはネットワーク機能を備えていません。ネットワークドライブに画像を保存できますが、
メール送信やWebサイト登録の機能はありません。
- 配布ファイルはNorton Internet Security2007にてウィルススキャン済みです。
- 本ソフトの利用に関して生じたいかなる損害に対して当社は一切の責任を負うことができません。
- フリーソフト版を当社が直接販売する予定は現在のところありません。なお、本製品単品の販売を希望される場合はご相談ください。
- システムの一部として本ソフト(フリーソフト版)を組み合わせてご利用いただいても問題ありません。
(本製品単品を販売する場合は事前にご相談ください)
当社への連絡は不要ですが、ソフトウェア名および弊社名、フリーソフトを利用していることは掲示してください。
なお、紹介事例として公開させていただけるようでしたら、是非お知らせください。
- 本ソフトの無償サポートは行いませんが、ご意見、ご要望、問題点などありましたら、お気軽にお知らせください。個別にご返答できないこともありますが、目は通させていただきます。
- Webフォームからご連絡いただけるようにしたいと思いますが、準備ができるまでは、メールにてお願いします。
- ダイヤルアップ接続などでファイルダウンロードに時間がかかる方は、有償でCD-ROM/DVD-ROMで配布することもできます。実費:2,000円(税別)
- 本ソフトウェアを活用したシステム開発のご用命がありましたらお気軽にお問い合わせください。
- 有償版について
- ネットワーク通信機能を備え、弊社のネットワークサービスと連携ができます。
- 動きを検出してWeb掲載、メール通知を行う機能を現在開発中です。
【ソフトウェアの画面】
- 起動直後のメニュー画面
設定画面(カメラ)
設定画面(画像加工)
設定画面(ファイル)
設定画面(キャプチャ)
設定画面(起動時)
カメラと接続後のメニュー画面
モニタ表示
【既知の問題点】
○起動時に自動的にカメラの電源をON、モニタ開始、インターバルキャプチャを行うようにすると
カメラの初期化に失敗することがあります。[2008/05/05追記]
○文字合成に縁を付けた時に、大きいフォントにすると位置がずれてしまうことがあります。
現在、位置固定で対応していますが、ご要望があれば自由に位置指定できるようにしたいとは考えています。
○キャプチャ画面が更新されない
インターバルキャプチャを実行したままで、ユーザの切り替えを行った場合、キャプチャが停止してしまいます。
そのため、切り替え後のキャプチャ画像がすべて切り替え直前の画像になってしまいます。
これが解消できそうであれば、システム起動時にサービスで自動的に起動させる応用も考えられます。
結構面倒なので、今のところ優先順位は低いです。
[2008/07/22追記]
静止画像の取得はISampleGrabberインタフェースを使っています。
ユーザ切り替え/スクリーンセイバーが動作すると、このインタフェースで取得できる画像が更新されなくなるようです。
取得方法を変えると回避できる可能性がありますので、そのうち試してみようと思います。
Logicoolの添付キャプチャソフトではユーザ切り替え中でも動画が取得できているので、何らかの方法はあると思います。
【細かいこと】
○インターバルキャプチャー中に終了しようとすると、確認のメッセージが出ます。
○モニタ画面はメニュー画面の「モニタ非表示」をクリックするだけでなく、閉じるボタンでも非表示にできます。
○同じ名前のWebカメラを接続した場合、#1,#2といった文字列がカメラ名の末尾に付加されます。
○テスト環境では、Core2Duo2.2GHz,8GBメモリでCPU使用率80%,メモリ使用率2GB程度です。
今後、改良して使用率を低減させたいと思います。同一クラスのPCで4台のWebカメラを使えるようにするのが当面の目標。
○タイマー機能でキャプチャ停止にする場合、キャプチャ停止だけでなく、カメラの電源OFFも実行します。
【番外編】
[2008/05/05]
USBケーブルはケーブル1本が最長5m、HUBなど利用して5本をつなげますが、それでも最長25mです。
USBデバイスをLAN経由でPCに接続できるようにするUSBデバイスサーバという製品があります。
LANを無線にすれば、PCから無線でUSBデバイスを利用できるようになり、距離が延長できそうです。
ちなみに、USBデバイスサーバを利用すると、複数のPCからLAN上のUSBデバイスを共有できます。ただし、1台のUSBデバイスを使えるのはPC1台です。
これまで、プリンタ、スキャナ、HDDを利用できましたが、
USBカメラ(Webカメラ)、USBスピーカといった非同期転送のUSBデバイスを利用できませんでした。
昨年、非同期転送のデバイスも利用できるBELKINのNetwork USB Hub(F5L009ja)が発売されWebカメラを利用できるのでは?と期待していました。
日本語の情報をネットで見てから購入しようと思っていましたが、見つけられず、最近になってようやく購入することにしました。
5/1に注文したところ、速攻で5/3には届いていました。会社を休んでいたので、ようやく本日受け取りました。
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手前に見えるのが左から電源アダプタ、LANケーブル、本体、パッケージです。
WebCameraSnapでWebカメラ(Qcam Pro for Notebooks)を使って撮影しました。
事務所は午前中は太陽の光がよく入り、明るくていまいちかも。
[2008/05/06 USBデバイスサーバの商品写真を追加] |
Webカメラキャプチャとインストールの結果です。
デバイスサーバ経由 | USB直接接続 |
壁や扉の色の変化がブロック状に見えます。
全体的にぼけた感じです。
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ブロック状に見えることもありません。
解像度も高く感じられます
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[キャプチャ条件]
WindowsXP Professional(32ビット版)
Webカメラ:Qcam Pro for Notebooks
大きさ:960x720ドット
保存形式:JPG80%
インストール自体は簡単です。デバイスサーバをLANに接続し、付属のCD-ROMを入れるとメニューが起動するんどえ、セットアップを選択してインストールします。
インストール完了後、管理アプリケーションを起動すると、デバイスサーバは自動認識されていました。あっという間に終わってしまいました。
サブネットワークやVPN接続された異なるネットワークからだと、USBデバイスサーバのIPを固定し、管理アプリケーションにてデバイスサーバのIPアドレスを指定すれば、
簡単に認識できます。
(VPN接続でWebカメラを認識させキャプチャすることはできましたが、さすがにVPN経由だと、画質はガクッと落ちますね。現在のバージョンではWebカメラのフレーム率
設定を行っていないので、フレーム率を下げると画質が向上するかもしれません。実験する意味はありますね。)
使い方は簡単で、私は同様の商品でsilexのSX-2000U2を使っていますが、ほぼ同じでした。
海外のサイトの情報を見るとインストールしても使えないといったトラブルの
報告がありましたが、最新版のインストーラは違うのかもしれません。CD-ROM収録のドライバは最新版のようです。
本体以外には、LANケーブル、電源アダプタ、インストール用CD-ROMがついていました。ユーザマニュアルはCD-ROMにPDF形式で入っているようですが、
同様の製品を使った方でしたら、オンラインのマニュアルで十分使えると思います。
【未定な予定】
(*1)以下の機能の記載の順番は、作者が実現したい順番のとおりとは限りません。
(*2)必ずしもご要望に沿えるとは限りませんが、早期に使いたい機能があればお知らせください。
(*3)メール転送やftpアップロードなどのネットワーク対応機能を本体に入れる予定はありませんが、
要望があればプラグインにて行う予定です。
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○安定性向上(これは作者がソフトを使っている限り行います)
○動き検出[2008/07/12追記]
○動き検出に連動し、音を鳴らす、Webサービス(有償)に連携する[2008/07/12追記]
○ユーザ切り替え、スクリーンセイバー動作状態でのキャプチャ継続[2008/07/12追記]
○複数カメラの同時キャプチャ(アプリケーションを1つ起動した状態で実現)[2008/05/05追記]
○キャプチャ画像の簡易再生ソフト[2008/05/05追記]
○動画キャプチャ
○音声キャプチャ
○動画キャプチャしながら静止画をキャプチャ
○キャプチャした静止画から動画を生成(音声なし)
○モニタ画面の全画面表示(マルチディスプレイの場合は、プライマリディスプレイではなく実行中モニタにて表示)
○プラグイン対応(仕様は公開され自由に拡張できます)
※実現は相当先になるかもしれません※
○簡易な動き検出プラグイン
○デジタル文字認識プラグイン
○静止画像を早送り再生するプラグイン
○古い画像を自動削除(間引いて残すこともできる)
○ネットワーク対応(メール転送、ftpアップロードなど)
○HDD容量のチェック
○保存先のディスクを複数用意し、容量が少なくなったら自動的に切り替える
○キャプチャデバイスの詳細設定(現在はビデオデバイス、RGB24に限定)
○簡易なWebカメラの故障診断
履歴
(本ドキュメントはVersion 0.02公開時点のものです)
フリーソフト版の開発は終了し、現在は製品版に移行しています。
製品版はこちらを参照してください。
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