アニメーション作品を作ってみたい

みなさんアニメーションって作ったことはありますか?
ノートの端に少しづつ変化させたマンガを描いて、パラパラ漫画を作ってみた経験のある方も多いのではないかと思います。
絵ではなくて、身近なものを使っても実は簡単に作ることができるとしたら、どうです、一度、試してみようと思いませんか?
そういう要望にお応えして作ってみました。

アニメーションの1枚1枚の絵は静止画像です。つまり動いていません。
発想を変えて、動きがない時に静止画像をキャプチャーすると、静止画像を撮影できるはずです。
というわけで、作成してみました。


[サンプル画像]
画像をクリックすると動画が再生されます。もし再生されない場合は、WMVファイルを保存して動画再生ソフト(Media Playerなど)でご覧ください。
A001「机の上を滑るスティックのり」15秒 WMVファイル(1.69MB)をダウンロード


A002「机の上を踊るスティックのり」15秒 WMVファイル(1.72MB)をダウンロード


A003「黄色い回転物体#1」2秒 AVIファイル(710KB)をダウンロード


A004「黄色い回転物体#2」2秒 AVIファイル(1061KB)をダウンロード


A005「色鮮やかに周り上手に退場」17秒 AVIファイル(2525KB)をダウンロード


A006「黄色い回転物体#3」2秒 AVIファイル(829KB)をダウンロード


撮影に役立つ機能

1つ前のコマと最終位置を表示して位置決めを楽に

撮影の時に、現在のモニタ画像の下に直前の画像が半透明で表示されていると位置合わせが楽にできます。
また、あらかじめ最終的な状態をキャプチャーしておき、撮影中に半透明表示させることもできます。
以下は、作業中のモニター画面の様子です。
  1. 縦になっている携帯電話が最終状態です。
    撮影前にキャプチャーした画像を画像処理の合成画像に指定します。
    (*)キャプチャー時の合成画像に指定すると、コマ撮り画像に合成されるため、必ず画像処理の合成画像に指定します。
  2. 上部で手で持っている携帯電話がリアルタイム画像
  3. 中央に横になっているのが1フレーム前の携帯電話(最大5フレーム前まで半透明合成可)
左の画像をクリックすると拡大画像を表示します

テロップ合成

キャプチャー時の合成画像に予めすべてのコマに入れたい画像を指定すると、
コマ撮り画像(の前面)に指定した画像が自動的に合成されます。
固定のテロップを必ず合成するのであれば、後で合成する手間を省けます。
また、フォトフレームを指定して、既定のテンプレート画像内でアニメーション
のコマを撮ることができます。
(1)合成用フォトフレーム (2)リアルタイム合成した画像
(1)の画像は、空の部分を半透明指定しています。
(2)は部屋のリアルタイムキャプチャー画像に(1)の画像が合成されたものです。


撮影メモ

A001/A002を作成した時点では、キャプチャ画像に動きがある部分が数フレーム映っていました。手が映った不要な静止画像は削除しています。
キャプチャーソフトの設定条件は、1フレーム以上、動きの変化が「無い」場合に検出する、設定です。
手でスティックのりを動かしている最中は撮影されません。

A003以降はコマ撮り機能が搭載されましたので静止画像のみ1コマ取得し、編集過程で不要なフレームを削除している程度です。

YouTubeにはMotionJPEG形式のAVIファイルをアップロードしました。Flashに変換されていると思います。
本ページからダウンロードできるWMVファイルは静止画像→動画変換ソフトを使って生成しました。
原画サイズは960x720ドットの静止画像ですが、動画化にあたりフレーム率10fps、サイズ640x480に縮小しています。
枚数は150枚程度です。
変換にはNOVOさんが作成された「JPG2AVI」Version 4.40を利用しました。
NOVOさんのWebページ
素晴らしいソフトを公開してくださって感謝です。

ちなみに、A001/A002を撮影した風景はこんな感じです。

事務所にあるもので作ったものです、誰でもカンタンにできます。あとは、アイデア次第だと思います。
当初、スティックのりが滑る場所は机だけにしようと思っていました。滑らかに動かしたかったので、
画面右奥の窓につけているカーテンを束ねていたヒモを机の上に置いてキャプチャーしました。
自分では滑り出さないスティックのりが動く様は不思議な感じがします。
(2008.08.13)

コマ撮り機能が備わったので黄色の携帯電話を机の上で回転させたサンプル(A003/A004)を作成しました。
(2008.08.21)

カラーチョークを使ったサンプルを作成しました(A005,71コマ,毎秒4コマで動画ファイル化)。
カメラの固定の仕方が悪かったため、画面の端が動いたりして条件はよくありませんでした。
きれいに作るには、1コマ1コマをもっとしっかりと作らないとできないことを実感しました。
アニメーションを製作されるみなさんの努力は並大抵のものではないと思います。
製作にかかった時間は1時間30分でした。
チョークを買いに文房具屋さんに行きましたが、メーカ3社で、各社1種類しか商品がなく、チョークは本当に少なくなったんだと思いました。
好きな形に整えてオーブンで焼くと固まる粘土も見つけました。なかなか面白そうだな、と思ったのですが、1個が100円消しゴムより
少し大きいくらいの大きさで500円くらいしたので、今回は断念しました。
たくさんの色の粘土でキャラクターなんか製作して、アニメーションができたら、さぞかし面白いだろうなと思うのですが、
残念ですが、ポケットマネーではとても予算が足りませんね。
(2008.08.21)

キャプチャー画像に1つ前の画像を半透明合成してリアルタイムモニタできるようにしました。
位置決めが楽になったので、改めて黄色の携帯電話を机の上で回転させたサンプル(A006,37コマ,毎秒15コマで動画ファイル化)を作成しました。
(2008.10.13)

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